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[ch D] 学生CGコンテスト「企業賞発表!&受賞作品展会議」レポート

December 27th, 2011 Published in チャンネルD

12月26日(月)午後6時から「学生CGコンテスト」今年最後のネット配信をおこないました。

審査委員長の原田大三郎氏をはじめ、審査委員の木村了子氏、竹中直純氏、水江未来氏、そして評価委員の谷口暁彦氏、土居伸彰氏、萩原俊矢氏、渡邉朋也氏の8人に集まっていただき、企業賞の発表と、受賞作品展の方向性や実施方法を検討する企画会議を開きました。

まず始めに企業賞を発表。最終ノミネート作品の中から、それぞれの企業からの視点で選ばれた「アドビ システムズ賞」「グリー賞」「ワコム賞」を発表しました。そして、キヤノンマーケティングジャパンから提供される、最優秀賞、優秀賞、審査委員賞の副賞(賞品)も公開。審査委員自身が考えた審査委員賞の副賞についても一部発表されました。

受賞作品展会議では、受賞15作品を全員で確認した上で、受賞作品展の方向性や展示方法などについて活発な議論が交わされました。委員からは「学校の特色が見えると興味深い」、「作品への評価を鑑賞者とも共有していきたい」、「作品の背景や、作家の内面にも触れるような展示」、「受賞作品に至るまでの作品や、受賞後に作った作品も見たい」、「ノミネート作品全体として今年の方向性がわかるように」といった意見が出ていました。

アニメーションや、インスタレーション、平面、アプリなど、多様な形態の作品に応じて、作品の良さや世界観を活かしていく展示を模索していきたいと思います。来年2月18日からの受賞作品展に向けて、今後もさまざまな企画を考案中ですので、ご期待ください!

また、「学生CGコンテスト受賞作品集 プレビュー版」(無料)を公開し、会議中にデモンストレーションをしました。美術出版社の「bookpic」という電子書籍サービによるもので、iPad、タブレットPC、Win、Mac、環境問わず、どんなブラウザーからも読むことが出来ます。電子書籍ならではの特徴を活かして受賞作品や、今までの審査の様子を動画で見ることも出来ます。誌面上にtwitterやfacebookでコメントを書き込むことができますので、作品への感想等をどんどん書き込んでください。
http://books.bookpic.net/2500100010100#page=1

第17回 学生CGコンテスト企業賞一覧

アドビ システムズ賞
《跡動》黒田 教裕

グリー賞
《minicom》WAGOM(荒牧 康治 / 鈴木 龍彦 / 松葉 知洋)

ワコム賞
《rain town》石田 祐康

<ノミネート作品一覧>
http://www.cgarts.or.jp/scg/2011/nominated.html

<チャンネルD 12月26日配信>
学生CGコンテスト第7回「企業賞発表!&受賞作品展会議」
http://www.ustream.tv/recorded/19393582

▼出演(敬称略・50音順)
【審査委員長】
 原田 大三郎
【審査委員】
 木村 了子(画家)
 竹中 直純(技術家)
 水江 未来(アニメーション作家)
【評価委員】
 谷口 暁彦(作家)
 土居 伸彰(アニメーション研究・評論)
 萩原 俊矢(ウェブデザイナー)
 渡邉 朋也(作家)

▼ゲスト
大橋 史(多摩美術大学)

▼学生ボランティア配信担当
福岡 彩香(多摩美術大学)

※学生CGコンテストの公式サイトはこちらです。
http://www.cgarts.or.jp/scg/2011/




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