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[コラム] 冬のワークショップ「ひかりのアンビエント・アートをつくろう」

March 3rd, 2012 Published in レビュー&コラム

デバイスアートの制作を通して電子工作のたのしさと作品制作の過程を体験できるワークショップ「ひかりのアンビエント・アートをつくろう」が開催される。

主催のA4Aは、アーティストの活動をさまざまな形で支援することを目的に昨年発足した組織で、すでにワークショップもシリーズとして2回開催されている。今回は、第一弾の「Max/MSP,Jitter」、第二 弾の「ミュージックビデオを作ろう!!!」に続く第三弾となる。

講師は、メディアアーティストのクワクボリョウタさん。2010年に発表した《10番目の感傷(点・線・面)》が、まるで世界巡回をするようにさまざまな箇所で紹介され、国や世代を超えて幅広く鑑賞者を魅了したことは記憶に新しい。代表作であるガジェッタブルな《bitman》や《ニコダマ》といったコミカルかつ、コンパクトに完結したデバイス作品を発表していたクワクボさんが空間に出現する影のインタラクティブ性に着目し、新しいタイプの作品として注目された。2月26日までEYE OF GYRE で開催されていた「MEDIA GEIJUTSU」にもLEDと影を使った《いち・に・たくさん》が展示されていた。

このワークショップでは、Arduinoを用いて4 x 4の16個のホワイトLEDが織りなすアンビエントな光の陰影を素材に、自分だけの光のデバイスを制作することが出来るという。今、注目を集めるアーティストが講師となるまたとない機会。お見逃しなく。

下記詳細はfacebookページに掲載されています。

【ワークショップ内容】
二日間のプログラムで、光のデバイスアートを制作します。一日目はAruduinoの配線、4個×4個のホワイトLED光源、はんだづけと光の動きのプログ ラミングなど実装まで完成させます。二日目は、光のデバイスのディフューザーのカスタマイズがテーマ。渋谷の街で材料の買出しから始め、”自分だけの表現”とは何か、を探って行きます。ティーチングアシスタントにメディアアーティストの堀尾寛太を迎え、電子工作、プログラム、アート制作を実践的に学んでいきます。

【対象者】
簡単なはんだづけ作業とArduinoのプログラムを行いますので、作業に対応できる方が対象となります。未経験でも大丈夫です。
・デバイス・アート、インタラクティブ・アート制作に携わりたい方
・クリエイティブな企画にメディア・アートを取り入れたいと考えている方
・アート作品を鑑賞するだけでなく、実際に作ってみたい方
・電子工作で表現をしてみたい方 など

【ご持参頂くもの】
・ラップトップPC(mac、win問わず)
・ワークショップは Arduino Uno の使用を前提にして進めます。ご自分の Arduino Uno を持参される方は、Arduino Uno の費用(実費)を参加費用から値引き致します。
・ArduinoとPCをつなぐためのUSBケーブル(お持ちでない方にはご用意致します)
・半田ごて、半田、半田吸い取り線、ニッパ、半田ごて台などをお持ちの方はご自分の道具をお持ちください。

※参加費用にはお持ち帰り頂けるアートデバイスの材料費、費用が含まれていますが、二日目のカスタマイズ部分の材料費用は参加者様のご負担になります。

【お申し込み方法】
下記フォームよりお申し込み下さい。応募者多数の場合は抽選とさせていただき、ご当選者様に必要事項をご連絡させて頂きます(事前に受講料全額のお支払いが必要となります)。

お申し込みフォーム

■A4Aワークショップ「ひかりのアンビエント・アートを作ろう」

日程:2012年3月17日(土)、3月18日(日)
時間:11:00〜19:00
定員:20名
参加料:一般/2日間35,000円、学生/2日間25,000円

※材料費(Arudino、LED、オリジナル基板)、懇親会(18日)費用込
※Arudinoをご持参頂ける方はArudinoの実費代が参加費より引かれます。お申し込みフォームにご記入下さい。
※ワークショップで作成したデバイスはお持ち帰り頂けます。

場所:WOW 1F(予定)
住所:渋谷区神南1-14-3

講師:クワクボリョウタ
1971 年生まれ。1998年から主にエレクトロニクスを用いて、アナログとデジタル、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる関係性 をテーマにした作品を発表。代表作に《ビットマン》(明和電機との共作)、《PLX》、《シリフリン》、《ニコダマ》などがある。純粋に体験を提供す るための装置ではなく、道具として体験者を関係づけようとする指向性は「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。

ティーチングアシスタント:堀尾寛太
電磁気に関わる部品や身の回りの物などを組み合わせて装置や環境を作り、パフォーマンスやインスタレーション作品として国内外で発表している。また電子デバイスのエンジニアとして、コマーシャルな展示・映像・プロトタイピングなどのプロジェクトに参加。東京在住。




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