アニマフェスト ザグレブ、冠木佐和子『肛門的重苦』がグランプリ!
June 8th, 2014 Published in 世界のフェスティバル
ザグレブ国際アニメーションフェスティバルの受賞作品が6月7日に発表。学生部門で冠木佐和子さん(写真左から3人目)の『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』がグランプリを受賞するなど日本からは3作品が受賞した。
ザグレブは、国際アニメーション映画協会(ASFA)によるアヌシー、オタワ、広島と並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルであり、アカデミー賞からも公認されている。同フェスティバルは長編と短編が隔年で開催されるが、今回は短編が対象。73ヶ国から1,725作品の応募の中から144作品が賞選考の対象としてノミネートされ、その中には日本からの9作品が含まれていた。
6月3日から始まったフェスティバル期間中に上映と審査がおこなわれ、6月7日に受賞作品が発表された。日本からの受賞結果は次の通り。
学生部門のグランプリは多摩美術大学の冠木佐和子さんの『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』、審査員特別賞は東京藝術大学大学院のキム・ハケンさんの『MAZE KING』、短編部門の特別賞は水尻自子さんの『布団』が受賞した。
国内においては『肛門的重苦-』は、ゆうばりファンタスティック映画祭グランプリや学生CGコンテストで評価員賞を受賞。『MAZE KING』は学生CGコンテストでノミネート、『布団』は第16回文化庁メディア芸術祭で新人賞に選ばれている。
アニメーションフェスティバルは世界中にあるからこそ、それぞれのフェスティバルとしての考え方や特徴が問われる。全体の受賞作品は既に公式サイトに公開されている。全ての受賞作品のなかで今回選ばれた日本作品を改めて見てみたい。
冠木佐和子『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』
キム・ハケン『MAZE KING』
水尻自子『布団』
ANIMAFEST ZAGREB 2014
ザグレブ国際アニメーションフェスティバル
会期:2014年6月3日〜8日
開催地:クロアチア・ザグレブ
http://bit.ly/1oxhrof