DEPARTURE



川上彩穂さん、中田彩郁さんとサキタニユウキさんの作品を上映

July 30th, 2015 Published in レビュー&コラム

yonalure_01

阪急うめだ本店9階にある「祝祭広場」のアートビジョンでは、若手クリエイターの映像作品を紹介しています。7月22日から8日4日の期間に上映される作品は、川上彩穂さんの『おでかけ』、7月29日から8日11日の期間に上映される作品は、中田彩郁さんとサキタニユウキさんの共同監督作品『ヨナルレ Moment to Moment』です。

今回上映される川上さんの『おでかけ』は、粘土が生活をするアニメーション作品です。肌色のかたまりが人のような生活を行う様子は、ずっと見ていたくなるような不思議な魅力があります。『おでかけ』は第20回学生CGコンテストで優秀賞を受賞しています。中田彩郁さんとサキタニユウキさんの共同監督作品『ヨナルレ Moment to Moment』は、夜、とがった鼻のお月さまがあらわれて、街の家々が一斉に動き出していくアニメーション作品です。夜を表現した淡い色味の世界が美しい、詩的な物語です。この作品は、第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で、審査員推薦作品として選出されています。

7・8月のショートフィルム 若手映像作家作品から

会場:阪急うめだ本店祝祭広場アートビジョン
期間:2015年7月22日(水)~8月4日(火)
作家:川上彩穂
期間:2015年7月29日(水)~8月11日(火)
作家:中田彩郁、サキタニユウキ
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/artvision/

<プロフィール>

川上 彩穂(かわかみ・あやほ)
2014年 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻卒業

中田 彩郁(なかた・あやか)
アニメーション作家、アニメーター。埼玉県出身。東京造形大学アニメーション専攻卒業。記憶された時間と空間、動きの表現を追求して作品制作を続けている。2011年より映像制作グループNA+SA Animationとしても活動中。TVシリーズ(演出・作画・美術)やCM、イラストレーション、舞台への作品提供など活動の幅を広げている。他代表作は『境界線』『目線』『コルネリス』など。

サキタニユウキ
ディレクター、アニメーションデザイナー、コンポジッター、ビデオグラファー。アニメーション制作会社マッドハウスにてアニメーションカメラマンとして活動を開始。その後、コマーシャル・フィルム制作会社に入社しアニメーションデザイナーへ転向。アニメーション、実写、モーショングラフィックスなどの手法を用いてCM、VP、Web映像、MVなどを手がけ幅広く活動中。アニメーション作家の中田彩郁と共に「NA+SA Animation」としても活動中

■プログラム:7月22日(水)~8月4日(火)

『おでかけ』(5:08)

web_kawakami_still1

■プログラム:7月29日(水)~8月11日(火)

『ヨナルレ Moment to Moment』(7:53)

なお、第19回文化庁メディア芸術祭の作品募集締切は9月9日18時まで、第21回学生CGコンテストの作品募集締切は9月16日19時までです。
文化庁メディア芸術祭公式HP http://j-mediaarts.jp/
学生CGコンテスト公式HP http://campusgenius.jp/

 

 




アーカイブ