[ch D] 「メディアアートの裏側講座」レポート
January 18th, 2012 Published in チャンネルD
2012年新春最初の番組として、展覧会エンジニアの金築浩史さんと西野隆史さん、そしてモデレーターに東京写真美術館学芸員の山峰潤也さんをお招きし、トーク番組「メディアアートの裏側講座」を配信しました。
金築浩史さんと西野隆史さんは、これまで90年代初頭から国内外の主要なメディアアート作品の展示に携わり、アーティストを影で支える展覧会エンジニアとしてお仕事をされていました。お二人に、著名なアーティストからの当時の設営指示書や展覧会カタログ、設計図などの貴重な資料をもとに、時代をさかのぼってお仕事の内容を紹介していただきました。メディアアート作品に関わるなかで、作品と鑑賞者との関係性の変化やテクノロジーの変容を間近で接してきて感じたことなどとても興味深いお話をしていただきました。
またこれまでのお仕事を通して、美術館やギャラリー施設が抱える問題や今後の展覧会エンジニアのあり方についても貴重なご意見を伺うことができました。
金築さんからは展覧会エンジニアを目指す人に対して、「アーティストとしてでもいいしエンジニアとしてでもいいし、どういった形であれ選択枠がある限りやり続けることが重要だ」という言葉がとても印象的でした。
今後も裏側シリーズとしてさまざまな番組を企画していきますので、ぜひご期待ください。
<チャンネルD 1月13日配信>
メディアアートの裏側講座
▼出演:金築浩史氏、西野隆史氏
▼モデレーター:山峰潤也氏(東京都写真美術館学芸員)