札幌国際芸術祭2014 – vol.6 札幌芸術の森美術館
July 23rd, 2014 Published in 世界のフェスティバル
これまで紹介してきた市の中心部にある会場から離れて位置する札幌芸術の森美術館では、北海道立近代美術館と同テーマの企画展示「都市と自然」が開催されている。近代美術館からシャトルバスが出ているので、こちらを利用するのが便利だろう(運行状況などの詳細はこちら)。
札幌芸術の森美術館には、中谷芙二子の霧の彫刻の新作『FOGSCAPE #47412』が中庭を中心に設置され、10時〜17時まで30分おきに霧の彫刻が立ち現れる。館内では、砂澤ビッキ、平川祐樹、栗林隆らの作品が、木や森をモチーフとした多様な表現を提示し、さらに、宮永愛子、カールステン・ニコライ、トマス・サラセーノ、松江泰治らの作品によって、「自然」から「都市」へと鑑賞者を誘う展示構成となっている。
野外美術館敷地内の森では、札幌の鳥カッコウを主題としたカノンを歌うスーザン・フィリップスのサウンド・インスタレーションが、自然と共鳴する空間を創り出している。
エキジビション:企画展示「都市と自然」
会場:札幌芸術の森美術館
日程:2014年7月19日(土)-9月28日(日)
時間:9:45-17:30(最終入場17:00) 9月は9:45-17:00(最終入場16:30)
担当:飯田 志保子(アソシエイト・キュレーター)
参加アーティスト
カールステン・ニコライ
スーザン・フィリップス
トマス・サラセーノ
三原 聡一郎
中谷 芙二子
宮永 愛子
平川 祐樹
松江 泰治
栗林 隆
砂澤 ビッキ
次回は、札幌駅からほど近くにある清華亭(せいかてい)での毛利悠子の作品展示を紹介しよう。
札幌国際芸術祭2014 紹介レポート一覧
vol.1 本日より開幕!開催テーマは「都市と自然」
vol.2 札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)
vol.3 北三条広場〜北海道庁赤れんが庁舎
vol.4 札幌市資料館
vol.5 島袋道浩作品その2〜北海道立近代美術館
vol.6 札幌芸術の森美術館
vol.7 清華亭(毛利悠子『サーカスの地中』)
vol.8 モエレ沼公園
vol.9 札幌大通地下ギャラリー500m美術館
vol.10 イベント紹介