札幌国際芸術祭2014 – vol.9 札幌大通地下ギャラリー500m美術館
July 24th, 2014 Published in 世界のフェスティバル
札幌市中心部に巡らされている地下道網は広い。それは東京駅八重洲地下街の比ではないだろう。この地下道網の中に札幌大通地下ギャラリー500m美術館はある。市営地下鉄東西線の大通駅から東に向かって歩いてもすぐだが、他府県から初めて訪れる場合には、大通駅から東西線で1駅乗ってバスセンター前駅からアクセスした方が分かりやすいかもしれない。
ここ500m美術館では、企画展示「北海道のアーティストが表現する「都市と自然」ー「時の座標軸」ー」が開催されている。東西の横軸と南北の縦軸によって整然と区画づけられた都市・札幌には、天と地をつなぐ第三の軸としての垂直軸が整備されつつある。時が幾層にも重なってできた地層から、近代化を象徴する高層建築物、さらに何億光年も経て今私たちに届けられる星の煌めき。こうした軸には「時」が内包されていると言える。同時代を生きる北海道や札幌ゆかりの16名のアーティストが、札幌の時間軸を内包しつつ「都市と自然」の物語を紡ぎ出す展示を行なっている。
企画展示「北海道のアーティストが表現する「都市と自然」ー「時の座標軸」ー」
会場:札幌大通地下ギャラリー500m美術館
日程:2014年7月19日(土)-9月28日(日)
作品公開時間:10:00-19:00
担当:端 聡(地域ディレクター)
500m美術館部会:北海道大学教授 北村 清彦、北海道教育大学教授 三橋 純予、
北海道立近代美術館学芸部長 柴 勤、札幌芸術の森美術館副館長 吉崎 元章
参加アーティスト
Hidemi Nishida
上遠野 敏
中嶋 幸治
今村 育子
伊藤 隆介
土田 俊介
坂東 史樹
宮永 亮
山田 良
楢原 武正
武田 浩志
神谷 泰史
藤木 正則
谷口 顕一郎
鈴木 悠哉
高田 洋三
札幌国際芸術祭2014 紹介レポート一覧
vol.1 本日より開幕!開催テーマは「都市と自然」
vol.2 札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)
vol.3 北三条広場〜北海道庁赤れんが庁舎
vol.4 札幌市資料館
vol.5 島袋道浩作品その2〜北海道立近代美術館
vol.6 札幌芸術の森美術館
vol.7 清華亭(毛利悠子『サーカスの地中』)
vol.8 モエレ沼公園
vol.9 札幌大通地下ギャラリー500m美術館
vol.10 イベント紹介